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愛を売るBlue Rose  

榎田さんの新刊で挿絵が高階さんでこりゃもう買うしかないって思ってたんですが、見事どつぼにはまりました。

見て下さいこの表紙。既に読者を魅了している主人公の男娼の青君。
※いつもより大きめに表示しております。

Blue Rose (SHYノベルス288)Blue Rose (SHYノベルス288)
(2012/06/28)
榎田 尤利

商品詳細を見る


ネタバレ混みの感想はこちら。↓




まず本の見た目と作りが素晴らしい。

主人公が高級男娼に相応しい、表紙の高級感と重量感、2段組み350ページ越え
そしてそれらに見合うこの価格。税込¥1,292

肝心な中身はというと、榎田さんの色々情熱が感じられた作品な気がしました。
初期作品だからでしょうか、すごく気合いというか本気度がやばかったです。
今の作風より話が全体的に重いです。

主要になる登場人物が多めなのに、この思い日常だけど現実とかけ離れた世界にすんなり入り込めたのは
榎田ワールドだからでしょうか。

普通はメインに進む2人のお話がセオリーのBLですが、これは主人公青が愛を探す物語。
もう一人の相手トオルは最初まさかの完全にモブ扱いで、改めて読むと面白い登場の仕方だと思いました笑

相変わらずというか、登場人物1人1人のキャラクターが光っていて、
挿絵に出て来ないサブキャラ1人1人に物語を感じさせる書き方が本当に上手なんだなぁと改めて思います。
(ブログで何度も言っているんですが)

特に高瀬がほんと良い人で・・・幸せになってて欲しいなぁ・・・

キーワード「愛を売る」という言葉についてですが、青は客に対して疑似恋人としての愛を与える形にで売るのではなく、
客が青に抱いてしまう恋心と愛情を売るんですよ。
なんとも浪漫じゃないですかでも切ないんですよね。
青自身がとある事件というか騒動の後から人に対して愛情を抱けない、愛に飢えているからこそ逆に
そんな自分が生きがいのような形で他人に、「愛する気持ち」を売るんです。
愛される愛よりも自分から愛するって方がなかなか難しいじゃないですか。
すれた大人になるとそういう感情も厄介になるしで。

私も青の虜でした。完全に心酔してました。

第2章のSMプレイのお話が少し前に出された、「優しいSの育て方」に通じる部分があって全然話とは関係ないところで楽しかったです。

この本見せ場が多いので読んでてお腹いっぱいになります。
一番は逃避行後の刃傷沙汰までの件なんでしょうが、私は個人的に高瀬が2回目に青を買って
トオルと青を二人にしてからのところとか、初めの方ですが高瀬母の介護のシーンとか好きかも。

あとそうそう、トオルがね、めっちゃ良いセリフを言うんですよ。

「俺だって変わったよ。でも変わらないとこも、あるわけだし。それはそれで、いいじゃないか。
俺、おまえのこと、嫌いになれないし、なりたくないし、ならねえよ。おまえに色々あって、
そんでおまえが変わって、それはそれで仕方ないけど、でも俺とおまえの関係は変わらなくても、
別に構わないじゃないか!」(P.164上l.8)

「男娼でもなんでも構わないよ。そんなの関係ない。とにかく、生きて、俺の近くにいてくれ。
見えるところで、生きてくれよ。友達だろ。見捨てるなよ。おまえがいないと、だめだよ。
なんか、どうにも、つまんねえよ」(P.164下l.6)

小鳥遊と消えた青を探して見つけて連れ帰ろうとする海岸のシーンなんですけどね、
何が肝って、セリフ長いのに「。」と「、」が多いとこ。
気持ちが急いて言いたいこといっぱいあるのに感情と言葉が追いついてない必死なトオルの気持ちがすっごい伝わってきませんか。
特に個人的に「なんか、どうにも、つまんねえよ」ってとこがすごい好き。
すいません、すごーく細かいところで熱くなりまして・・・

トオルがすっごいほんと超いいやつでさー・・・!こんな友達いたら最高だろうね。

ここまで読んでくれた方有難うございました。
書きたいこと書いたのでもう満足です。

スピンオフ出ないかなぁ・・・難しいかなぁ・・・
高瀬メインの話で脇にその後の青とトオルを書いてくれたら最高です。

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